HAYASHI Kosei

Dynamic Stillness in Kesso

Dynamic Stillness in Kesso

主要技術:潮汐的血行動態による肌の色の変化を可視化するため独自に開発した画像処理プログラム。
動画再生:ループ映像部分は75インチディスプレー2台、複数の27インチディスプレーとこれに画像処理された映像を同期上映するためのMacPC。
音響再生:聴診器によって映像と同期録音された心音をスピーカーから再生。
リアルタイム潮汐的血行動態表示装置:潮汐的血行動態による肌の色の変化をリアルタイムに可視化するため独自に開発した画像処理プログラム、デジタルカメラGH5M2、照明Yonguno600YN2台、リアルタイム画像処理用PCMacbookProM1、投影装置BenQSP890、撮影台

全身を分け隔てることのなく満たす血流によりゆっくりと微細に変化する肌の色(血相)を独自に開発した画像処理技術を用いて可視化する。静寂の中に立ち現れる血相の動態に、健全?Health(語源:to make whole)の一端を垣間見ることができると考えた。一方、本来自らの内に見出すべき「健全」を、テクノロジーを使って外在化する作品形式に現代における「健全」の布置を表出することを意図した。

Using my proprietary image processing technology, the skin tone (hematophase) is visualized, which changes slowly and subtly due to the blood flow that does not separate the whole body. I believe that we can catch a glimpse of “health” (etymology: to make whole) in the dynamics of the blood phases that emerge in stillness. On the other hand, I sought to express the constellation of “health” in the modern age in the form of a work using technology that externalizes “health” – that originally should be found within oneself.

主査
三輪眞弘
副査
プロフィール
岐阜県出身、慶應義塾大学大学院卒業後、設計士として勤務。アメリカに渡りRolfingを習得、ボディーワーカーとなる。IAMASにて現代の健康観?生命観に問いを投げかける作品を制作し芸術を志す。