Interaction 95 |
1999.09.01 |
ジム・キャンベル
シカゴ生れ。現在はサンフランシスコ在住。MIT卒(数学及び工学専攻)。米国では、サンフランシスコ近代美術館、ハーバード大学カーペンター・センター、トロントの発電所、ニューヨークの国際写真センターなどに定期的に作品を出品。サンフランシスコ近代美術館、バークレーのユニバーシティ・アートミュージアム、リチャード・アンド・ロザリン・スウィッグコレクション、Gap社のドン・フィッシャー・コレクションに作品が収蔵されている。1992年に米国初のパブリック・インターラクティブ・ビデオアート作品を発表した一人として知られる。 ハルシネーション 映像と音響の相乗効果による炎に包まれ、現実の姿を歪めるビデオ・ミラー(鏡)を使った作品。炎は人間を取り囲み、どこまでも追いかけてきます。それ以外の映像は、実際の部屋の様子を正確に映し出しています。炎はカラーで、それ以外の映像はモノクロです。燃える音は鏡からの距離と比例していますので、誰も鏡に映っていない時には音はなく、人の姿が鏡に近づくほど炎の音が大きくなります。鏡に映し出される現実の歪曲はもうひとつあり、それは仮想の女性の姿です。(グレーのジャンプスーツを着て、炎に包まれていない女性の姿がビデオテープやスライドで確認されます)。炎に包まれ自分が燃え上がる姿を見ている時に、突然隣に女性が現われますが、実際には誰もいません。女性はじっとこちらを見ていることもあれば、仮想空間に影響を与える行動をとることもあります。例えば、コインを投げて裏が出るとこちらの姿は消え、表の場合は戻ってきます。 |
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