Interaction 95 |
1999.09.01 |
リュック・クールシェヌ
1952年カナダ、ケベック出身。1974年ノバ・スコティア・アート・デザイン・カレッジを卒業(コミュニケーション・デザイン学専攻)。その後MITのCAVS(高等視覚研究所)の研究員となり、1984年修士号取得。1984年に初期の実験的作品として知られる「エラスティック・ムービー」をエレン・セブリン、 ベンジャミン・バーグリー、ビル・シーマン等と共同制作。以後インタラクティブ・ビデオの探究を始める。代表的インスタレーションは、「Encyclopedia Chiaroscuro」(1987年)、 「Portrait One」(1990年)、「Family Portrait」(1993年)。作品は、パリのArtifices 3、ニューヨーク近代美術館、オタワのカナダ・ナショナル・ギャラリー、アナハイムで開催されたシーグラフ'93、ヘルシンキのOtso Galleria、シドニーの TISEA 92など世界各国で展示されている。モントリオール大産業デザイン科教授。ZKM客員芸術家。 ポ−トレ−ト・ワン 1990年、ハイパーメディアによるポートレートの制作をめざし、対話型インターフェイスと物語的な手法でその可能性を探った最初の実験的作品。1993年には、同様のハイパーメディア・ポートレートに加え、ネットワーキング、マルチ・ユーザ・システム、ドキュメンタリー手法を試みた、「ファミリー・ポートレート」を制作。また、1996年には、すでに前作でこのシリーズのトレードマークとなった対話型フレームワークに加えて、ビジターのモデル化を導入し、ビジターと仮想人物のコミュニケーションという点を強調するさらに進化したユーザ・インターフェースの「Salon of Shadows」を制作予定。この作品は、微妙なコンテンツ主体の環境に、劇場的体験の場を用意する試みで、インターラクション効果だけが目的ではなく、人が、観客としてまたは俳優として、その場に存在することが不自然でないと感じられるような可能性を探っています。制作および実演は、Macintoshコンピュータとハイパーカードを使用。ビデオ・シークェンスはレーザーディスクに録画され、ビデオ・プロジェクションの真上のガラスに映し出されるようになっています。 リュック・クールシェヌ:コンセプト、脚本、ディレクション、プログラミング、制作。 ポーラ・ドゥシャルム:脚本、演技。 ジェイソン・レヴィー:カメラ、撮影。 1990年カナダ・アートカウンシルの支援により、モントリオールにて制作。 |
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