過去の技術は現代に近づくにつれて加速度的に時代遅れのものとなっています。このプロジェクトでは実践を通じて歴史を読み替え、ありえたかもしれない「今」をつくりだします、参加者は、旧来のアートやデザインという枠に囚われること無く、各々の関心に応じたメディアの過去を読み解き、現在の素材や加工技術、社会情勢を踏まえたそのあり方を探っていきます。例えば、レコードプレイヤーではなくレコード、プロジェクターではなくプロジェクション、を再発明することで、音楽や映像、が大きく変わり得るように、対象の製作を通じて、表現のあり方そのものを再定義することを試みます。
研究代表者 : 城一裕
研究分担者 : 桑久保亮太、瀬川晃