2016年度から実施している岐阜県立森林文化アカデミーとIAMASの連携授業「デジタルファブリケーション」は、IAMASの学内施設であるイノベーション工房を活用し2日間の実習を通して、デジタルファブリケーション技術を学ぶ授業である。今年度は昨年度に引き続きオンラインにて開催した。
「木と組み」をテーマに実施された今年度の授業では、レーザー加工機で頻繁に用いられるあられ組を使用した箱作りから加工の流れと基礎知識を学習したのち、テーマに沿ったアイデアスケッチを作成し作品制作を行った。
岐阜県立森林文化アカデミー連携授業「デジタルファブリケーション」
2021年度
デジファブと木工、相互の視点から「ものづくり」について考える
岐阜県立森林文化アカデミーとIAMASの連携授業「デジタルファブリケーション」を実施した。
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連携先
岐阜県立森林文化アカデミー
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連携期間
2021.01 - 2021.12
目的と成果
本連携授業は、レーザー加工機を使用した作品制作を通して、データからものをつくるデジタルファブリケーション技術を学習すると共に、岐阜県立森林文化アカデミーが専門とする木工技術を掛け合わせることで、相互の視点から技術を再発見し、理解を深めることを目指している。「木と組み」をテーマにした今回は、レーザー加工機の特性を生かしたカーフベンディング*やワッフル構造*に挑戦した受講者が多く、試行錯誤しながら作品を作り上げた。
2回目のオンライン開催となったが、加工データを共有すれば双方が実物を手に取りながら意見を交換できるため、オンラインでの実習自体からデジタルファブリケーション技術を体験できる機会となった。
IAMASの役割
岐阜県立森林文化アカデミーの担当教員2名へのヒアリングを元に授業設計と当日の講師を担当した。
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開催場所
オンライン
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担当教職員
- 小林 茂
- 伊澤 宥依
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運営
協力者:
渡辺 圭(岐阜県立森林文化アカデミー)
前野 健(岐阜県立森林文化アカデミー) -
スケジュール
2021.06 テーマ設定打ち合わせ
2021.07 受講者アンケート実施
2021.08 実施形態確定, 授業実施