岐阜かかみがはら航空宇宙博物館(愛称:空宙博 そらはく)では、昨年度から子ども向け講座をテストケースとして、ARを通して学習?鑑賞するシステムを設計し、子どもたちが体験的に学習する展示空間のあり方を検討している。
今年度は、「宇宙開発」および「月面探査」を体感するコンテンツとして、月面をARを通して学習?鑑賞するシステムを設計し、空宙博と協働してワークショップを運営した。
空宙博との共同研究で実践してきた子ども向け講座「ジュニア宇宙博士認定講座」。昨年度からは、展示空間をARを用いて活用する方法を実践的に検討している。
昨年度は、人工衛星の軌道を示した展示物にiPadをかざすと、展示模型にある3つの人工衛星および7つの人工衛星とそれらの軌道が表示されるコンテンツを開発した。今年度は、常設展示実装を検討しつつ、今年度の子ども向け講座のテーマのひとつである「月面探査」をARで体感するアプリケーション開発を行った。
受講した子どもたちは、ARで再現された月面、および、パラメーターで表示される月面の条件を総合的に観察し、基地建設に最適な場所を探索することで、宇宙開発に関心を持ち、主体的に学んでいった。子どもたちは、遊びながら学ぶことの楽しさやリアルな月面の様子に満足感を得た。
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連携先
岐阜かかみがはら航空宇宙博物館
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連携期間
2024.06 - 2024.07
プロセスと成果
空宙博との共同研究で実践してきた子ども向け講座「ジュニア宇宙博士認定講座」。昨年度からは、展示空間をARを用いて活用する方法を実践的に検討している。
昨年度は、人工衛星の軌道を示した展示物にiPadをかざすと、衛星が軌道を描いて周回する様子が 3DCGで表示されるアプリケーションを開発した。今年度は、常設展示実装を検討しつつ、今年度の子ども向け講座のテーマのひとつである「月面探索」をARで体感するアプリケーション開発を行った。
受講した子どもたちは、ARで再現された月面、および、パラメーターで表示される月面の条件を総合的に観察し、基地建設に最適な場所を探索することで、宇宙開発に関心を持ち、主体的に学んでいった。子どもたちからは、遊びながら学ぶことの楽しさや満足感を得たとのコメントを得ることができた。
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開催詳細
日時 2024年7月7日(日)
場所 岐阜かかみがはら航空宇宙博物館
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担当教職員
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運営
AR開発:
伏田昌弘(株式会社 マーブル(東京コンピュータサービス株式会社))
運営:
赤羽亨(IAMAS教授/RCICセンター長)
高森順子(RCIC研究員)
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スケジュール
2024.06 AR開発
2024.07 講座実施