情報通信学会誌 Vol.38 No.1-2
金山智子教授らの執筆した論文「Collective Memories of Disaster through Community Radio: A Case Study of the Great East Japan Earthquake」が、情報通信学会の発行する学術論文誌『情報通信学会誌』に掲載されました。
この論文ではコミュニティ放送を通じて、いかに災害の集合的記憶が構築されていくのについて、東日本大震災被災地の11のコミュニティ放送局へのインタビュー調査と、27局での震災関連番組の内容分析から明らかにしました。研究結果から、コミュニティ放送は、世代間において記憶を継承させ、“災害の生存者コミュニティとしての私たち”という集合的アイデンティティを再考させるような、儀礼的空間を構築する可能性について論じました。
Kanayama, Tomoko & Ogawa Akiko (2020). 「Collective Memories of Disaster through Community Radio: A Case Study of the Great East Japan Earthquake」情報通信学会誌, 38(2), pp. 67-80
論文は、情報通信学会誌 WEBサイトでも公開されます。