あいちトリエンナーレ地域展開事業
「Windshield Time - わたしのフロントガラスから 現代美術 in 豊田」
あいちトリエンナーレ地域展開事業「Windshield Time - わたしのフロントガラスから 現代美術 in 豊田」が1月19日より、豊田市駅周辺の空き店舗や市役所など各施設で開催されます。卒業生の山城大督さん所属するアーティストコレクティブ「Nadegata Instant Party」がとよた大衆芸術センター [TPAC]で展示を行います。
豊田の街なかで初めての本格的な現代美術展が始まります。
大正期の料亭で現在は加茂蚕糸の工場跡に建つ喜楽亭をはじめ、
豊田市駅周辺の空き店舗や市役所をはじめとした公共施設などで様々な時代の息吹を嗅ぎながら、
現代の美術作家9組の新作を通して、私たちが日常を過ごす〈公と私という境界〉を見つめます。
あらためて考えてみれば車とは極端に限定された個人的な空間そのままに公的な外部を走る不思議な乗り物です。
プライベートとパブリックな世界の境界を私たちに意識させるものの一つが、自動車のフロントガラスです。
現代の作家はより積極的に世界と関係性を結び変化していくものを見つめ、
普段は気に留めない日常の様々な音や人々の生活を発掘し新たなかたちで聴き取ろうとします。
ここでは絵画だけでなく、映像や音を媒介にした空間的な表現や、さまざまな人たちとの協力によるプロジェクト系の作品も含めて、
この豊田という土地の日常の中に差し込まれた作品が対比、対照、延長、反転することで、
われわれの日々の光景が変化して見えてくることを期待しています。
2019年8月にはあいちトリエンナーレが、名古屋市の他に初めて豊田市でも開催されます。
今回の展示はそのためのスタートでもあるのです。あいちトリエンナーレ地域展開事業 「Windshield Time - わたしのフロントガラスから 現代美術 in 豊田」 概要より引用