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在校生

GIVE WAY【AIだけが解る美学なんていうものが本当にあるのか?】

研究生の大和比呂志さんが、インディペンデントレーベル「signal compose」よりアルバム「GIVE WAY」をリリースしました。楽曲は各種配信サービスより配信されています。
このアルバムに、修士1年の森田理紗子さんが7曲目にピアノで参加しています。また修士1年の津曲洸太さんがレコーディング、ミキシング、マスタリングでエンジニアを担当しています。

“GIVE WAY” (道を譲れ)というタイトルのこのアルバムは、ギターとピアノのデュオアルバムです。と言ってもギターは人間が演奏していますが、ピアノはCurtis Hawthorne ( github: cghawthorne , Twitter: @fjord41 ) と、Nikhil Thorat ( github: nsthorat , Twitter: @nsthorat )の両名によって制作された”PerformanceRNN”というAIによって演奏されています。このアルバムには8曲収録されていますが、そのうち7曲は「人間とAI」によって演奏され、1曲は「人間と人間」によって演奏されています。

「AIに美学あるとするならば、それとどう付き合えるのか? それは体感できるのか?」

人間が「事後に」「他人事」のようにAIの美学を批評する、というのは「人間による評価」になるのでAIの美学を評価したことになりません。なので、AIとの関係を自分事として捉える必要があると考えました。つまり、このアルバムはそのような動機から、AIと共に「なにかを同時に作ってみる」という行為の中にAIの美学やAIの存在を感じることが出来るのではないかと仮定し、「人あらざるヒト」であろうAIとの付き合い方を音楽を奏でるという方法を用いて考えてみる、という試みです。

ライナーノーツより抜粋

日本語ライナーノーツ: http://hiroshiyamato.com/2018/09/28/give-way-liner-notes-ja.html
英語ライナーノーツ: http://hiroshiyamato.com/2018/09/28/give-way-liner-notes-en.html