遍在、不死、メタモルフォーゼ
2024年4月27日から5月26日まで、京都?瑞雲庵にて大久保美紀准教授がキュレーションする展覧会「遍在、不死、メタモルフォーゼ」が開催されます。この展覧会に博士後期課程2年生の石橋友也さん、クワクボリョウタ教授が参加します。
「わたしたち(あらゆる生きもの)は同じ一つの生であり続けている」(E.Coccia)
この衝撃的なフレーズは、『植物の生の哲学』で知られるイタリア人哲学者エマヌエーレ?コッチャの言葉だ。人類の活動が地球全体へ深刻な影響を及ぼす「人新世」において、私たちはいかに人間中心主義を乗り越えられるのか。非人間存在を思いやり、地球環境に配慮するとはいかなることか。
「メタモルフォーゼ」(métamorphosés, 変身/変態)が可能にするのは「共感」だ。あらゆる生は「メタモルフォーゼ」でつながれる。すべての私たちは異種混淆であり、過去?未来と地球上全体に拡がっている。「メタモルフォーゼ」はそれゆえ遍在であり不死である。
「伝統と革新」を象徴する野心的空間?瑞雲庵において、世代?表現領域の異なる6人の日仏アーティストが、アートをつうじてエコロジーを問う。
「遍在、不死、メタモルフォーゼ」 展覧会についてより引用