Proof of X – NFT as New Media Art
2022年4月22日から5月1日まで3331 Arts Chiyodaにて「Proof of X – NFT as New Media Art」が開催されます。この展覧会に卒業生の菅野創さん、加藤安紗美さん、加藤明洋さん、永松歩さん、綿貫岳海さん、本学特別非常勤講師の福原志保さんが所属するアートコレクティブ「HUMAN AWESOME ERROR」が参加します。本展覧会では、NFTを固有の技術?メディウムとして捉え、洞察する中で制作された作品が展示されます。
また展覧会に関連してトークイベントが行われます。4月24日のトークイベント「〈NFTアート〉への共同ステートメント(仮)」では、本学の小林茂教授、卒業生でクリエイティブコーダーの高尾俊介さんがゲストとして登壇します。
あなたはNFTについてどのような考えを持ちますか?
NFTは未だ得体の知れない新しい技術ですが、目を疑うような高値で取引されたり、所有を確かなものとする一意性を謳いながら盗難が起きたり、多くの作家や企業がこれまでになかったおかしな活動を始めるようになったりと話題に欠きません。そして、それらは現在なお加速しています。
そうした日々のニュースの賑わいとは対象的に、実際にNFTとはどのような技術で何を実現するものなのかを、包括的に説明することはとても難しいと言えるでしょう。人によって、その見え方や捉え方が極端に異なってきています。
逆説的に、そのとらえどころの無さや、混乱、未成熟な議論こそが、NFTの「アート」性を醸成し、表現の主題たりえることを暗示しているかのように思えます。
本展では、NFTを(投機目的の)画像データを売る仕組みとして利用するのではなく、NFTを固有の技術?メディウムとして捉え、洞察する中で制作された作品を紹介します。それぞれの作家は、画一的な目線に終始せず(ときには批判的に捉えながら)、NFTとは何であるのか、その表層の奥にある特性を見つめ、様々なアイディアを織り込んだ作品を提示します。
「Proof of X – NFT as New Media Art」開催概要から引用