三原聡一郎「空白のプロジェクト #4 想像上の修辞法」
ROPPONGI ART NIGHT 2022の開催プログラムの一環として、2022年9月14日から19日まで、卒業生で美術家の三原聡一郎さんの展示「空白のプロジェクト #4 想像上の修辞法」が国立新美術館で行われます。今回の作品は美術館館内の各所で展示されます。
《想像上の修辞法》は、東日本大震災後に作家が開始した「空白のプロジェクト」の完結作であり、鳥のさえずりのような音を発生させる「バードコール」という音具を応用した装置を用いたサウンドインスタレーションです。木片に挿入したボルトを、プログラミングされたモーターによってランダムに回転させることで、摩擦音を生じさせています。人間は、鳥のさえずりとして聞いていた音が、人工物から発せられた音であると認識した瞬間に、どのような反応をするのでしょうか。各所で鳴る音に耳を澄ましながら、注意深く会場内を巡っていただきたいです。