YOF《2D Painting [Matière]》
2021年4月6日からコ本や honkbooksのギャラリーthecaにて、大原崇嘉さん、古澤龍さん、卒業生の柳川智之さん3人のグループ ヨフの個展「2D Painting [Matière]」が開催されます。
《2D Painting》はヨフが2019年から継続的に取り組んでいる絵画空間をテーマとした作品のシリーズである。
タイトルにある2Dとは、2つの空間(Depth)を意味している。
作品を構成しているのは三次元空間に配置されたオブジェクトでありながら、奥行き感を失わせる特殊な構造と照明色による色彩の対比効果によって、二次元イメージ(絵画的空間)としての認識の優位性が高まる。
配色や視点に応じてそのバランスは常に移ろい、鑑賞者は実際の三次元空間と、二次元の色彩によって喚起される絵画的空間、この2つ空間の横断を体験することになる。本展覧会は、「Matière(マチエール)」に着目した《2D Painting》シリーズの新作4点から構成される。マチエールが生み出す定位が、2つの空間の知覚的な矛盾を強固なものとし、見る者の内に新たな空間性を現出させる。