作品名/作家情報
慾斎資料館
作品形態: 建築
慾斎資料館は、江戸末期の大垣の植物学者、飯沼慾斎に関する資料を展示、所蔵する資料館です。医家、本草家、化学者、写真術の研究など様々な顔を持つ慾斎の多様性を反映させており、建築から慾斎を感じる作品です。
作品詳細
慾斎は、蘭学、植物学、化学、写真術の研究など広範囲にわたる学問において功績を残している。
本作品は、慾斎における多様性を考察し、慾斎資料館の設計を通じて慾斎における多様性と建築における多様性を結びつける。
そして、慾斎が既存の分野に対して自分の感覚を吹き込むことで『草木図説』を執筆し、日本の植物学を進歩させることができたように、慾斎資料館においても建築の分野に慾斎という多様性のある思考をもった1人の人物の頭の中を空間化することで、新しい建築の形態や意味を見出すことを目的とする。